生活の利便性をちょっと向上させるアプリを−。横浜市は民間と連携したアプリケーションソフトのコンテスト「YOKOHAMA Ups!」を開催する。
 市と連携してコンテストを開催するのはデジタルハリウッド大学大学院、パソナテック、tvkコミュニケーションズ、一般社団法人リバースプロジェクト。募集は2部門で、優れたアイデアとアプリの開発能力を持つ人を対象に具体的なアプリの開発を募る「アプリ開発部門」と、開発能力はないが優れたアイデアを募る「アイデア部門」。
 横浜での観光が楽しくなるアプリ、子育てや健康づくりが楽しめるアプリなどを想定しているが、こうした想定イメージに縛られない自由な発想の提案を求めているという。審査の上で、優れた提案については表彰する。
 応募は22日から受け付け開始。表彰式は来年3月下旬を予定している。応募の詳細はホームページ(http://jobhub.jp/camp/yokohama−ups)参照。また、応募の受け付け開始に合わせて22日に中区本町のヨコハマ創造都市センターで公募説明会を行う。リバースプロジェクト代表で俳優の伊勢谷友介氏が講演する。参加費無料。希望者は参加申し込みフォーム(http://jobhub.jp/camp/yokohama−ups/event131022)に必要事項を記入する。

本記事では,横浜市におけるアプリケーションソフトのコンテスト開催の取組を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
同取組では,「スマートフォンタブレット端末の普及・拡大を背景」に「生活の利便性を向上させる様々なアプリケーションソフトウェア」が開発されているなかで,「日常をちょっと便利で楽しくしたいという想い」を「アプリとして具体化」*2する取組.「アプリケーションのアイデア」と「具体的にアプリケーションを構築」した内容を応募する「アプリケーション構築部門」と「アプリケーションのアイデアを応募」する「アイディア部門」*3の2部門で広く募集される.
アイディア部門の募集期間は「平成25年10月22日(火)」から「平成26年2月28日(金)」まで.提出が求められている「アイデア企画書」は「A4サイズで最大5ページ以内」.企画書では「イラスト,画像,動画を利用してアプリケーションが想像しやすいように」「できる限り具体的に記載」*4することを求められる.一方で,アプリケーション構築部門は,この間で二つの審査が行なわれる.まずは「平成25年10月22日(火)」から「平成25年12月9 日(月)」までに「1次審査」として「アプリケーション説明書の提出」,その後,「平成26年1月6日(月)」から「平成26年2月28日(金)」までの間で,「2次審査」となる「アプリケーションの提出」*5が必要となる.応募は「プロ・アマ、個人・法人の別を問」わず「グループでの参加も可能」*6.
「政府に住民が一段と容易に結び付くことができる」*7媒体となりえそうな同取組.興味深い.今後の募集状況及び審査過程は,要経過観察.

*1:横浜市HP(各局の紹介政策局共創推進室アプリコンテストYOKOHAMA Ups!(ヨコハマアプリコンテスト):横浜市政策局共創推進室)「横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!」生活を豊かにする、素敵なアプリの提案を募集します。」(政策局共創推進課,平成25年10月9日)及び「YOKOHAMA Ups!

*2:前掲注1・横浜市横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!)5頁

*3:前掲注1・横浜市横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!)5頁

*4:前掲注1・横浜市横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!)5頁

*5:前掲注1・横浜市横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!)6頁

*6:前掲注1・横浜市横浜市記者発表資料 公民連携により、アプリコンテストを開催します!「YOKOHAMAヨコハマ Upsアップス!)6頁

*7:Kettl,Donald F. (2011).The Politics of the Administrative Process Fifth Edition,CQ Press:p.156.

Politics of the Administrative Process

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