和歌山市役所の本庁舎1階にこのほど、コンビニエンスストア「サークルKサンクス」が開店した。庁舎にコンビニを誘致するのは県内自治体で初めて。出入り口が庁舎内部からと外部からの二つあるのが特徴で、市民や職員のほか、道を挟んで反対側の和歌山城を訪れた観光客の利用も見込んでいる。
 店舗は広さが約18坪とコンパクトながら、おにぎりや弁当をはじめ、生活雑貨や文房具、雑誌など幅広い商品をそろえる。プリンやケーキといったデザートが充実しており、いれたてコーヒーも販売している。たばこはあるが酒類はない。サークルKサンクスの梶田康洋・西日本法人営業統括マネジャーは「庁舎の外からも入れるようにして、土日も営業する事例は全国的に珍しい。新しい『庁舎コンビニ』のモデルとしたい」と説明している。

本気時では,和歌山市における庁舎内でのコンビニエンスストアの設置を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
従来,「10㎡だった売店の面積を70㎡」に拡大しコンビニエンスストアを設置.同コンビニエンスストアでは,「オリジナルデザートやカウンターコーヒー,日用雑貨等を販売」するとともに,「営業日」は「利便性の向上を図るため原則年中無休」とし,開業時間「午前7時30分から午後9時まで」となる.また,「庁舎外部からも出入りできるように設計」*2されており,同出入口は開業時間での出入りが可能.一方で,「庁舎内部からの出入口」は「木曜日を除く」「平日」は「午前7時30分から午後6時まで」,「木曜日」は「午前7時30分から午後7時まで」となり,「土,日,祝日」は「終日閉鎖」」*3となる.
土日の開業は,2013年7月30日付の同市長定例記者会見によると,「この(市役所)前がお城で観光客もこられる」*4ことを想定してのもの.同記者会見の配布資料では,「切手,印紙,県証紙等」*5の「現行取扱商品は原則継続販売」する一方で,「酒類成人雑誌の販売は制限」*6することも紹介.本記事によると,「たばこはあるが酒類はない」とのこと.同じ「消費課税」*7であっても,自ら課税する対象の差異によるものだろうか.要確認.

*1:和歌山市HP(新着情報バックナンバー)「「サークルKミニ和歌山市役所店」オープン

*2:前掲注1・和歌山市(「サークルKミニ和歌山市役所店」オープン)

*3:前掲注1・和歌山市(「サークルKミニ和歌山市役所店」オープン)

*4:和歌山市HP(ようこそ市長室へ市長記者会見)「7月市長定例記者会見

*5:前掲注1・和歌山市(「サークルKミニ和歌山市役所店」オープン)

*6:和歌山市HP(ようこそ市長室へ市長記者会見7月市長定例記者会見)「「コンビニエンスストア」の設置について

*7:佐藤主光『地方財政論入門』(新世社,2009年)179頁

地方財政論入門 (経済学叢書Introductory)

地方財政論入門 (経済学叢書Introductory)