高知県議会の議会運営委員会は14日、14年度以降の政務活動費の収支報告書と会計帳簿、領収書、主な活動内容の記載書類の4点を全てホームページで公開する方針を決めた。議会事務局によると4点をネットで公開するのは都道府県議会では初めて。
 来年春までに関連条例を改正し、14年度分を15年7月に公開する。既に函館市議会が同様の取り組みを実施している。高知県議会では会派分を含め議員1人当たり月額最高28万円の政務活動費が支給される。これまでも議長への提出義務がある収支報告書と領収書、活動内容の書類は写しの閲覧が可能だったが、ホームページでは公開していなかった。

本記事では,高知県議会における政務活動費制度に関する取組を紹介.
現在,「主要な調査研究活動の内容を記載した書類等添付書類」の「収支報告書」は,同県「議会棟3階」「図書室」*1においては閲覧は可能とされている同県.本記事によると,「収支報告書」ととともに「会計帳簿,領収書,主な活動内容の記載書類」を「ホームページで公開する方針」とのこと.「外側(outwards)」*2への透明性確保の取組として興味深い.公開後,要確認.

*1:高知県HP(高知県議会議員活動)「政務活動費(政務調査費)

*2:Heald,Daivd.2006.‘Varieties of Transparency’Christopher Hood,David Heald(eds.)Transparency The Key to Better Governance: Oxford UP:28.

Transparency: The Key to Better Governance (Proceedings of the British Academy)

Transparency: The Key to Better Governance (Proceedings of the British Academy)