町田市は市庁舎(森野二)屋上に「屋上展望テラス」を設けた。天候がよければ、神奈川県の丹沢山地が一望できるほか、秩父奥多摩の山並みを楽しむことができる。
 十階建ての市庁舎屋上の一角を開放したテラスは地上四十二メートルで、転落防止のためフェンスで囲った。近くに見晴らしを遮る建物がなく、南西方向の丹沢山地は大山(おおやま)(一、二五二メートル)のほか、最高峰の蛭(ひる)ケ岳(一、六七三メートル)の雄姿も見られる。
 北に目を移すと奥多摩秩父の山々が連なり、晴れた日などは日本第二の高峰、南アルプス北岳(三、一九二メートル)の頂上付近が確認できるという。市は山名を記した説明ボードを今月中に設置する予定。
 十階にも展望スペースがあるが、眺望が限られて山が見えず、市民から「広い方角が見えるスペースを」という声が寄せられていた。開放は平日と第二、第四日曜日の午前八時半から午後四時半。悪天候の日は閉鎖する。 (栗原淳)

本記事では,町田市における庁舎整備の取組を紹介.
同市では,「2015年2月9日から」「庁舎の屋上の一部」を「祝日及び年末年始を除く月曜日から金曜日」と「毎月第2・4日曜日」の「午前8時30分から午後4時30分」を「屋上展望テラス」として「一般開放」*1.同市内の「忠生・小山田方面を一望できる」とともに,隣接する「相模原市」「丹沢連峰を眺望することができ」*2るという.同テラスをもつ庁舎が「眺望の場」*3としての利用状況は,要観察.

*1:町田市HP(市政情報市役所・市施設のご案内町田市庁舎)「PH階屋上展望テラスのご案内

*2:前掲注1・町田市(PH階屋上展望テラスのご案内)

*3:大澤昭彦『高層建築物の世界史』(講談社,2015年)414頁

高層建築物の世界史 (講談社現代新書)

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