復興事業に携わる自治体職員が不足している岩手、宮城、福島の被災3県が6日、東京都庁で任期付き職員の採用説明会を開いた。3県合同の開催は初めてで、会場には予想の倍となる約200人が集まった。
 来賓の小泉進次郎復興政務官が、東日本大震災発生後の被災地の様子から復興の現状をスライドで説明。「5年目に入った復興事業はまだ課題が多く、マンパワーが足りない。ぜひ力を貸してほしい」と訴えた。3県と被災地の市町村が設けたブースには参加者が並び、採用担当者が選考方法や職種の相談に応じた。都内の区職員男性(59)は「2年前に岩手の被災自治体へ派遣された経験を生かし、定年退職となる来年度から再び復興に関わりたい」と語った。
 各県が募集している任期付き職員は岩手が87人、宮城が85人、福島が40人。職種は建築・土木の技術職や一般事務などで、県庁勤務と市町村派遣のケースがあり、任期は1〜5年。

本記事では,岩手県宮城県福島県における任期付職員採用試験合同説明会の開催を紹介.
東京都の「都議会議事堂」「1階」にある「都民ホール」*1で開催.参加した自治体は,「岩手県宮古市陸前高田市大槌町,山田町,田野畑村」, 「宮城県石巻市塩竈市気仙沼市名取市,山元町,女川町,南三陸町」, 「福島県いわき市南相馬市広野町富岡町川内村双葉町浪江町葛尾村,新地町,飯舘村*2の3県8市10町4村となる.「被災地の現状」「試験」「配属先の県・市町村による業務」等を説明.本記事によると「会場には予想の倍となる約200人」がされた模様.
自治体間連携」*3の一つとしても整理ができそうな同取組.説明会に参加された方々が,今後の試験へと受験された結果が分かると興味深そう.要確認.

*1:東京都HP(各局のページ総務局復興支援対策部被災自治体等における職員採用情報)「被災3県(岩手県・宮城県・福島県) 任期付職員採用試験合同説明会開催案内

*2:前掲注1・東京都(被災3県(岩手県宮城県福島県) 任期付職員採用試験合同説明会開催案内)

*3:塩沢健一「市職員へのサポート 復興過程における「補完性の原理」」東大社研, 中村尚史, 玄田有史編『〈持ち場〉の希望学 釜石と震災、もう一つの記憶』(東京大学出版会,2014年)201頁

〈持ち場〉の希望学: 釜石と震災、もう一つの記憶

〈持ち場〉の希望学: 釜石と震災、もう一つの記憶