近代建築の風格をたたえ国登録有形文化財にも登録予定の県庁舎本館(富山市新総曲輪)が竣工(しゅんこう)80周年の傘寿を迎える8月17日から28日まで、屋上が初めて一般開放される。
 県は開放を前に先月から2カ月をかけて、屋上の緑化を進め、資料展示室なども整備中。また、昭和天皇が1958年の富山国体で来県した際に詠まれた「県庁の 屋上にして この町の 立ちなほりたる 姿をぞ見る」を刻んだ歌碑も、常願寺川産の安山岩を使って建立される。【成田有佳】

本記事では,富山県における庁舎開放の取組方針を紹介.
「官庁営繕の「絶頂期」」*1となる1935年10月に,「大蔵省営繕管財局工務部長」の設計により,「県行政の中枢機関」として「県勢の象徴となるよう」に「左右対称」の「外観デザイン」で「建築された」「鉄筋コンクリート造4階建」*2の同庁舎.「平成27年度中」に「屋上に昭和天皇の歌碑を設置」し「緑化して一般に開放することも計画」されていたところ,本記事では一般開放の時期が確定されたことを紹介.公開後は,屋上から要観察.