東京都が観光客の受け入れ態勢充実のため、2002年10月から都内のホテルや旅館の宿泊者に独自課税している宿泊税(ホテル税)の14年度の税収が、過去最高の16億2千万円になったことが13日、分かった。円安などによる外国人客の増加が後押しした形。これまでは07年度の14億1千万円が最高だった。
 都によると、宿泊税は自治体が使い道を定めて独自に設ける法定外目的税。消費税抜きで1泊1万円以上なら100円、1万5千円以上なら200円を課税している。14年度末時点で、都内に2千程度あるホテルや旅館のうち、約540カ所が対象。

本記事では,東京都における宿泊税の税収決算見込額を紹介.
「都税収入」自体が「3年連続」での「増加」*1のなかで,「自治体内がその主体者に即して自治体内で新しい税制を勘案し,実行する」*2税目として,2002年10月から「都内のホテル「旅館に宿泊する方」に対して,「宿泊料金」が「10,000円以上15,000円未満」の場合は「100円」,「15,000円以上」は「200円」が「課税」されている「法定外目的税」である「宿泊税」*3.2015年度の『観光白書』によると,「東京都と大阪府の2大都市部の客室稼働率」は,「2011 年」では「東京都が68.0%」「大阪府が68.2%」であったなか,「2014年」は「それぞれ81.5%,81.4%」と「上昇」*4するなかで,同都では同税目が本記事では「16億2千万円」となったことを紹介.増収に伴う,同税目の目的となる「国際都市東京の魅力を高め」「観光の振興を図る施策に要する費用」*5への用途は,要観察.

*1:東京都HP(各局のページ主税局)「平成26年度都税収入決算見込額について」(平成27年7月30日,主税局)

*2:石原慎太郎『東京革命 わが都政の回顧録』(幻冬社,2015年)106頁

東京革命 わが都政の回顧録

東京革命 わが都政の回顧録

*3:東京都HP(各局のページ主税局税目別メニュー)「<宿泊税>

*4:国土交通省HP(統計情報・白書白書観光白書)『平成26年度 観光の状況 平成27年度 観光施策』27頁

*5:前掲注1・東京都(都税収入決算見込額について)