県庁本館の落成八十周年を記念し、県は本館屋上庭園と、庁舎の歴史を紹介する資料展示室を整備した。十七日に完成式があり、石井隆一知事が「富山大空襲でも焼け残った由緒ある庁舎を、多くの県民の方に見てほしい」とあいさつ。一九五八年に本館屋上を訪れた昭和天皇が詠んだ歌碑の除幕式もあり、集まった県民約四十五人が拍手で祝った。
整備された屋上庭園には、エビスグサなどの薬草や県固有植物であるベンケイソウ科のエッチュウミセバヤを植えた。五八年の富山国体時に本館屋上を訪れた昭和天皇が富山市の戦災復興に感銘を受け、「県庁の 屋上にして この町の 立ちなほりたる 姿をぞ見る」と詠んだ歌の石碑も設置。庭園横の資料展示室では、昭和天皇と香淳皇后の県庁訪問の様子や、完成当時の本館を写真で紹介している。
本館は三五年八月十七日に完成。太平洋戦争の戦災を免れ、四日付で国登録有形文化財(建造物)に登録された。庭園は十七〜二十八日と十月十九〜三十日の平日に、一般向けに無料開放される。(杉原雄介)
本記事では,富山県における庁舎開放の取組を紹介.
2015年7月13日付の本備忘録で記録した同県の同取組.同年「8月4日」に「国登録有形文化財」への「登録」の「記念事業」として「実施」*1.具体的には「県庁舎本館屋上の一角約230平方メートル」に「屋上庭園を整備」するとともに,「愛称」が「プチ・シエル」という「資料展示室」も「整備」*2している.屋上庭園の「開放日」は,同年「8月17日」から「28日」までと,同年「10月19日」から「30日」までの「午前9時から」「午後5時まで」,資料展示室は,同年「8月17日」から開始されており,同じく「午前9時」から「午後5時まで」となる.
屋上のため「独立性の高い完結した広場空間」*3としては難しそうではあるるものの,開放後の利活用の状況は,要確認.