【旭川旭川市は、道外在住者に受験資格を限定した市職員採用試験を行う。「地方創生特別枠」として来春に5人程度を採用予定で、10月に東京で1次試験を実施する。道外からの「Iターン」ならではの視点を生かし、地域活性化などに貢献してもらう狙い。
 受験資格は、中学卒業後に通った学校や勤めた職場がすべて道外で、来年4月1日時点で27〜59歳の男女。5年以上の勤務経験があるなどの条件がある。教養試験は課さない。同市によると、東京での採用試験は札幌市や帯広市が実施しているが、道外在住者に限定するのは初めてという。今後5年間は東京での採用活動を続ける。

本記事では,旭川市における職員採用の取組を紹介.
同市では,「これまでの社会人としての経験を市政に活かすことの出来る人材」を募集すために,「地方創生特別枠」*1を設置.同枠への受験資格は,1956年「4月2日から」,1989年「4月1日までに生まれた方」があり,2008年「9月1日から」,2015年「8月31日までの7年間」で「民間企業や公的機関等における職務経験が5年以上」もち,「高校から」2015年「8月現在まで就学・就労した学校・企業等の所在地が全て北海道外」であり,そして,同「市に移住し,道外在住の経験を「外からの視点」として活かす意欲に溢れた方」*2であることを全て満たすことが求められる.募集人数は「事務・技術」「5名」*3
同市職員としての「移住の長期化」*4ともなる同取組.応募状況は,要確認.

*1:旭川市HP(旭川市職員採用情報)「地方創生特別枠のポイント

*2:旭川市HP(旭川市職員採用情報地方創生特別枠のポイント)「試験案内(受験資格等)

*3:前掲注1・旭川市(地方創生特別枠のポイント)

*4:田切徳美『農山村は消滅しない 』(岩波書店,2014年)212頁

農山村は消滅しない (岩波新書)

農山村は消滅しない (岩波新書)