豊島区は、文化や芸術活動を始めたい区民のよろず相談に応じる、2日間限定の担当窓口「パフォーマンス窓口」を28、29の両日、区役所(南池袋2)に開設する。趣味で始めたい人にはサークルを、発表の場がほしい人には使える公共施設を紹介するなど、出合いの仲立ちをする狙いだ。
 区などが2011年から進める「アートステーション構想」の一環。現在、区千登世橋教育文化センター(雑司が谷3)の「アートステーションZ」を拠点にイベントや相談を行っており、今回は区役所で開く拡大版。
 会場では、ダンスや漫才、コスプレ、阿波踊りなど、地元で活動する団体やプロの実演もある。「何か始めてみたい」という人へのクエスチョンコーナーも。区文化デザイン課は「ジャンルを限定せず、裾野を広げる機会にしたい」と話す。28日午前8時半〜午後5時15分、29日午前9時〜午後4時。問い合わせは同課(03・3981・1193)。【近藤浩之】

本記事では,豊島区における相談窓口開設の取組を紹介.
同取組は,同区が,「区民」をはじめとする「多様な人々」が「区内」において,「地域資源を活用」し,「当事者として主体的にアート活動を行い」「その活動がさらに多くの人々の主体性を生み出す」*1ことを企図する「としまアートステーション構想」として実施.2015年8月28日と29日に「仮想の「アートステーション構想推進課 パフォーマンス窓口」を「開設」*2.「絵画や彫刻やお芝居などに限らず」「日々の暮らしの中でちょっとプラス アルファとなる」ような「いろんなものを生み出す活動」として「エキシビション」「デモンストレーション」「クエスチョン」*3が行われる予定.
「財政が厳しいから」「文化以外にできなかった」*4ともされる同区.「芸術」を「促進する制度的枠組み」が「用意」*5されるなかで,住民により,さらに生み出されていくアートは,要観察.

*1:豊島区HP(文化・観光文化文化事業としまアートステーション構想としまアートステーション構想)「活動内容

*2:豊島区HP(文化・観光文化文化事業としまアートステーション構想としまアートステーション構想)「http://www.toshima-as.jp/#!project16/c3po:title=区庁舎 × 居間 theater 「アートステーション構想推進課 パフォーマンス窓口」]」

*3:豊島区HP(文化・観光文化文化事業としまアートステーション構想としまアートステーション構想http://www.toshima-as.jp/#!project16/c3po:title=区庁舎 × 居間 theater 「アートステーション構想推進課 パフォーマンス窓口」])「区庁舎 × 居間 theater 「アートステーション構想推進課 パフォーマンス窓口」

*4:高野之夫,隈研吾,渡辺憲司「座談会 文化も福祉もまちづくりも「豊島区型」で世界をリードしよう」『東京人』No.318,2012年11月増刊,30頁(高野発言)

東京人増刊 豊島区を楽しむ本 2012年 11月号 [雑誌]

東京人増刊 豊島区を楽しむ本 2012年 11月号 [雑誌]

*5:鳥澤円「文化と経済 市場は芸術の開花を阻害するか」橋本努編『現代の経済思想』(勁草書房,2014年)392頁

現代の経済思想

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