妖怪も人間もマナーが大事じゃよ−。調布市に暮らした漫画家の水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが描かれたマンホールのふたが十六日、調布駅周辺の歩道に設置される。歩きたばこや放置自転車の禁止を呼び掛けるせりふもあり、道行く人にマナー向上を呼び掛ける。 (鈴木貴彦)
 昨年十一月に亡くなった水木さんは一九五九年から市内に住み、多くの市民に慕われた。市は存命中の昨年九月、水木プロと調整に入り、デザインや標語についてやりとりを重ねた。
 ふたは六種類。鬼太郎、目玉おやじねずみ男ネコ娘子泣きじじいなどがカラーで描かれ、「危ないなぁ 自転車は押して歩こうよ」「放置自転車はいかんのじゃー!」「歩きタバコはダメよ!」などのせりふも描かれている。
 ふたは直径六十二センチで、絵の部分は同三十九センチ。絵は、汚れや衝撃防止用の透明なポリカーボネートで保護され、その上をスリップ防止加工を施した透明なプレートが覆っている。
 設置場所は、調布駅北側から甲州街道まで約三百メートルの歩道上。今回、「映画のまち調布」をテーマにしたふたも四枚作られ、こちらは駅南側のロータリー周辺の歩道に設置される。
 市下水道課の担当者は「漫画のキャラクターだけでなく、マナーを呼び掛けるふたは全国でも珍しい。水木先生も喜んでくださると思う」と話している。
 鬼太郎のマンホールふたは十五日まで、市文化会館たづくり(小島町二)の一階エントランスに展示されている。 

本記事では,調布市におけるデザインマンホールの取組を紹介.
調布駅周辺のマナー向上」を目的に,本記事で紹介されている通り同プロダクションが「デザインした」「6種類のデザインマンホール」が同駅周辺の「歩道に設置」*1.同マンホールでは,「放置自転車や歩きたばこの禁止」等の「マナー向上を訴えたキャラクターがデザイン」*2されている模様.「心理的側面」*3への効用は,要観察.

*1:調布市HP(市政情報広報プレスリリース平成27年度)「調布駅周辺の歩道に「ゲゲゲの鬼太郎」ならびに「映画のまち調布」デザインマンホール蓋を設置

*2:前掲注1・調布市調布駅周辺の歩道に「ゲゲゲの鬼太郎」ならびに「映画のまち調布」デザインマンホール蓋を設置)

*3:Guy,Peters, B.(2015)Advanced Introduction to Public Policy, Edward Elgar Publishing,p.107

Advanced Introduction to Public Policy (Elgar Advanced Introductions)

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