花巻市下小舟渡イトーヨーカドー花巻店(秋本和宏店長)は23日、店舗内に「市情報発信センター」を開設した。市と締結した地域活性化包括連携協定に基づき商品開発や観光PRに取り組む。第1弾として花巻農高生と共同開発した「稗(ひえ)の塩麹(こうじ)」を販売。同社によると、自治体の情報発信施設の店内設置は全国のイトーヨーカドーで初となり、地域密着型の新たな市民サービス拠点を目指す。
 施設は2階サービスカウンター脇の約125平方メートル。映画「海街diary」の市内ロケ地紹介や賢治生誕120年事業、9月の全国神楽大会などのPRコーナーを設けた。
 花巻農高が協力した「稗の塩麹」は、銀ザケや若鶏手羽小間を漬け込み、店頭販売。来年度は弁当の商品開発にも取り組む。同校食農科学科2年の八重樫碧(みどり)さんは「商品化してもらえて信じられない。今後も皆さんに喜ばれるように頑張りたい」と声を弾ませた。
 協定は昨年12月に締結し▽特産品の販路拡大、観光振興▽地域の安心安全▽高齢者支援▽子育て支援―など10項目に取り組む。宅配やインターネットでの販売サービスを活用した高齢者の見守り活動なども検討する。

本記事では,花巻市における包括協定に基づく事業実施を紹介.
2015年12月3日に同社と「地域活性化包括連携協定締結」を「締結」*1した同市.同協定では,「地産地消,市の特産品の販路拡大,観光振興に関すること」,「地域の安全・安心に関すること」,「高齢者及び障がい者の支援に関すること」,「子育て支援男女共同参画推進に関すること」,「子ども・青少年の育成に関すること」,「健康づくりに関すること」,「環境対策及びリサイクルに関すること」,「文化・スポーツ振興,国際交流に関すること」.「地域防災・災害対策に関すること」,「その他,地域社会の活性化・住民サービスの向上に関すること」*2の9項目が連希有事項とされている.
本記事では,同協定に基づき「商品開発や観光PR」として「情報発信施設の店内設置」されたことを紹介.今後は,同市の「観光イベントの紹介をはじめ,高齢者や障がい者子育て支援,スポーツ振興等の PR 活動」*3等が行われる模様.「公-民協定(縦型協定)」*4とも整理ができそうな同協定にに基づく今後の事業化の内容は,要観察.