秋田市役所の新庁舎での本格的な業務が6日、始まった。
 1階市民ホールでの式典の後、証明書発行や申請手続きを行う総合窓口の開設を記念して、穂積志市長が自ら市民に証明書を交付した。
 交付第1号は会社員佐藤稔さん(61)。住民票などを受け取った佐藤さんは「初日とは知らず驚いた。手続きも速くて確実だった」と語った。
 穂積市長は「明るく開かれた庁舎ができた。向上心を持って業務に当たりたい」と話した。
 新庁舎は地上6階、地下1階。10の庁舎に分散していた部署を集約し、免震装置を設けるなどして防災機能を強化した。子育て支援と公民館の機能を持った中央市民サービスセンターも併設した。
 新庁舎移転に伴い、代表と各部署の電話番号が変わった。新たな代表番号は018(863)2222。

本記事では,秋田市における新庁舎の開庁を紹介.
2016年5月6日に「開庁」*1した同市の新庁舎.「明治22年4月1日」に市制を施行した同市ではまず「南秋田郡役所」「内」で業務を開始し,その後,同役所を「買収」した「初代庁舎」,その後「明治38年7月に失火により全焼し」,一時期,「元税務監督局跡の家屋を仮庁舎」として利用するものの,「明治42年10月」に「土手長町上町」に「2代目庁舎」*2を建設.そして,「2代目庁舎の老朽化や庁舎の狭隘化を解消する」ため「昭和39年に3代目」*3が設置されている.第4代目となる新庁舎は,「3代目」開庁後,「教育委員会や環境部など」「10か所に分散していた行政機能が集約」された「地上6階建ての新庁舎内」*4として開庁.「オフィースビスの「実務性」」*5は,訪問しぜひ観察してみたい.

*1:秋田市HP「新庁舎移転に関するお知らせ

*2:秋田市HP(秋田市 総務部 新庁舎建設室)「庁舎の変遷

*3:前掲注1・秋田市(庁舎の変遷)

*4:秋田市HP(広報あきたオンライン)「広報あきた No.1863 2016年4月15日号」11頁

*5:御厨貴『権力の館を歩く』(毎日新聞社,2010年)266頁

権力の館を歩く

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