川崎市役所本庁舎が十一月中旬以降に解体されるのを前に、十月十四日からの三日間、お別れイベントが開かれる。最も古い部分で一九三八年に建てられた本庁舎に、市民が入れる最後の機会となる。
 十四日午後一時から玄関前でオープニングセレモニー。三日間を通じて庁舎内探検、写真展、記録映像上映が行われる。十五、十六の両日は本庁舎の壁に固形マーカーで文字や絵が書ける「楽書きアート」も。
 本庁舎のシンボルともいえる時計塔内部の鉄骨階段を歩く「時計塔ツアー」が十四日午後四時と、十五、十六の両日正午、午後四時からの計五回開かれる。各回先着四十五人で、はしご状の階段を自力で登れる中学生以上が対象。
 このほか、解説付きの見学ツアー、本庁舎四階増築部分の設計者で元川崎市建築局長の原寿幸(としゆき)さんらによるトークイベント、市出身のピアニスト小川典子さんのコンサートなど。
 いずれも申し込み不要だが、人数制限があるイベントもある。詳しい日程などの問い合わせはサンキューコールかわさき(午前八時〜午後九時)=電044(200)3939。 (小形佳奈)

本記事では,川崎市における本庁舎の建替に関する取組を紹介.
2013年7月1日付及び同年11月19日付の各本備忘録で記録した同市の本庁舎の建替え.2016年「秋以降」に「解体」をし「新本庁舎完成時に低層棟として復元する予定」のなか,「解体工事に入る前」に「庁舎内を探検できるイベントを開催」*1.「開催日時」は,2016年「10月14日(金)」は「午後1時〜午後5時」,同年「10月15日(土)と同年「10月16日(日)」は「午前9時〜午後5時」*2の3日間.
同期間中,「プレイベント」として「庁舎のおそうじ」から開始となり,「庁舎内探検」,「本庁舎78年のあゆみ」に関する「記録映像上映」,「想い出の本庁舎写真展」の開催,「楽書きアート」の実施,「かわさき産業ミュージアム・本庁舎見学ツアー」の実施,「かわさき産業ミュージアムトークイベント「あの時、そして再生へ」」の開催,「時計塔ツアー」の実施,「音楽コンサート」*3の開催が企画されている.「入場」は「無料」,「予約」も「不要」と,住民・来館者に「開く」*4こととなる各イベント.いずれのイベントも訪れてみたい.

*1:川崎市HP(市の施設市役所・区役所本庁舎等の建替えについて「川崎市役所本庁舎さよならイベント」を開催します。)「川崎市役所本庁舎さよならイベント

*2:前掲注1・川崎市川崎市役所本庁舎さよならイベント)

*3:前掲注1・川崎市川崎市役所本庁舎さよならイベント)

*4:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント

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