前橋市は11日、認知症による徘徊がみられる高齢者の身元を手のひらの静脈認証で特定する社会実験を、群馬県高崎市システム開発会社と4月から始めると明らかにした。高精度で直ちに身元が分かるといい、担当者は「手のひらの静脈で行方不明者の身元を特定する取り組みは全国初ではないか」と話している。
 希望者は市役所で、手のひらの静脈パターンを機械で読み取り、専用の端末に身元情報とひもづけて登録する。保護された際、手を機械にかざしてもらえば、端末内のデータと照合できる。

本記事では,前橋市における徘徊者の身元特定の取組方針を紹介.
認知症による徘徊等が理由」となる「行方不明者」に対して,同市では同社の「手のひら静脈認証を活用した徘徊者身元特定支援サービスの」「開発にあたり」「フィールドを提供し実験的に運用」し「運用に関する 知見や効果,課題の整理などに協力」*1する方針が示されている.対象は「徘徊高齢者の位置情報提供サービス」「対象者のうち」「希望する人等」となる.
「さまざまな身体的特徴を利用した技術」が広がるなか,「静脈」による「生体認証技術」*2の同取組.同社会実験の結果は,要確認.