東京都豊島区は16日から、本庁舎の照明を午後7時に一斉消灯する。働き方改革の一環で、職員の長時間労働を減らすのが狙い。定時の一斉消灯で職員の意識改革を促し、業務の効率化を目指す。
 職員の月間残業時間は2015年度で平均9.2時間だが、一部の部署では恒常的に数十時間に及んでいるという。午後7時以降も働く場合は、当日午後5時までに所属課長に申請。さらに午後8時以降の勤務時は所属部長に事前申請し、許可を得る必要がある。
 同区は昨年5月に管理職による「ワークスタイル検討PT」を設置し、働き方改革について検討してきた。昨年9月には区内の企業とともに、仕事と育児・介護などを両立する部下を支援する「イクボス宣言」をした。
 東京都も昨年10月から、午後8時までに退庁する取り組みを始めている。豊島区の担当者は「多くの職員は通勤に1時間程度かかる。午後7時に退庁すれば、午後8時に帰宅でき、子育てする時間もできる」と話す。

本記事では,豊島区における庁舎一斉消灯の取組方針を紹介.
同区では,2015年度は「職員の月平均残業時間は9.2時間」となり,「作業量の多い一部の部署」」は「恒常的に数十時間に及んでいる実態」を踏まえて,2017年「1月16日から」「職員のワークスタイルの変革へ向けた取組みとして」「会議室など一部を除く」「本庁舎執務室」の「照明を19時に一斉自動消灯を実施」*1.なお,「再度点灯が必要な場合」には,「当日17時まで」に「所属長へ申請し許可を得て」「職員が手動で再度点灯」し,「再度点灯した職場」も「20時には」「自動消灯」による「完全消灯」となる.「20時以降も業務を行う必要がある場合」は「事前に所属部長へ申請し許可を得る」*2こととなる.以上の実現のために「必要に応じて所属の管理職による見回り」が「実施」*3される.
業務による「労働時間の無限定性」*4への解消方法は,要確認.

*1:豊島区HP(区政情報広報報道発表平成29年1月)「 1月16日から、「豊島区役所は19時一斉消灯」

*2:前傾注1・豊島区(1月16日から、「豊島区役所は19時一斉消灯)

*3:前傾注1・豊島区(1月16日から、「豊島区役所は19時一斉消灯)

*4:筒井淳也『仕事と家族』(中央公論新社,2015年)104頁