◇県庁北別館 15年以降3度目
 県は、2015年4月から営業をストップしている県庁北別館(和歌山市松原通)の職員食堂について、出店者の公募を行う。業者選びは、同年以降で3度目。業者の審査を経て、県は今年6月にも再オープンさせたい考えだ。
 食堂スペース(約150平方メートル)と厨房ちゅうぼう(約112平方メートル)を合わせた約260平方メートルで、貸付期間は今年6月1日〜2022年3月末。
 審査ポイントは、味の良さ、地産地消の取り組み、メニューを加味し、県職員でつくる選定委員会が評価する。営業条件として、昼食の提供は必須で、営業時間は開庁日の最大で午前8時〜午後8時。庁内への出前や弁当配達はできるが、アルコール飲料の提供はできない。
 県庁北別館にあった職員食堂は、500円で総菜やカレーなどが食べ放題のバイキングメニューが人気だったが、「採算がとれない」などを理由に15年3月で運営業者が撤退。県は同年2月に後継業者の公募を行い、1社が応じたが、その後出店を辞退。昨春にも入札を行ったが、応募した業者はいなかった。
 県管財課は「条件や制約もあるが、早く再開したい」としている。応募受け付けは、2月13〜17日。現地説明会を2月3日に行い、2月24日に審査、3月上旬に結果を公表する。問い合わせは同課(073・441・2228)。

本記事では,和歌山県における職員食堂への出展者公募の取組を紹介.
同県では,同県庁舎「北別館1階」に配置されている「面積」が「263.63㎡」「職員食堂」において,「客席数」の「予定」として「80席」の「食堂を設置.運営できる出店者」を「プロポーザル方式により選定」*1する方針が公示.「営業日」は「開庁日のみ」となり,「営業時間」は「昼食の提供は必須」とし「12時から13時までは必ず営業」となるものの「必須時間を超える営業は」「出店者が定める」*2こととなる.「メニュー」は「職員食堂としてふさわしいメニュー」であること,「価格」は「なるべく安価な提供に努め」ること,「調理方法」「精算方法」「サービス方法」は「出店者が定めること」*3とされている.選定を通じて「日常的に利用できる」*4空間としての運営状況は,要観察.

*1:和歌山県HP(組織から探す管財課トップページ和歌山県庁舎職員食堂出店者の公募について)「和歌山県庁舎職員食堂 出店者公募要項」(和歌山県 総務部 総務管理局 管財課,平成29年1月)1頁

*2:前掲注1・和歌山県和歌山県庁舎職員食堂 出店者公募要項)2頁

*3:前掲注1・和歌山県和歌山県庁舎職員食堂 出店者公募要項)2頁

*4:馬場正尊,Open A『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版社,2013年)83頁

RePUBLIC 公共空間のリノベーション

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