東待機児童の解消に向け、全国で初めて公園内での設置が特例で認められた東京都荒川区保育所の開所式が1日、行われた。都市部での保育所の用地不足に対応するため、国家戦略特区による規制緩和を活用し都立汐入公園内に整備した施設で、0〜5歳児が入園。出席した小池百合子知事は記者団に「きょうのような形をモデルにして待機児童解消に一歩でも近づけたい」と述べた。
 保育所の定員は162人。施設内には、公園を利用する親子が休憩したり、子どもに授乳したりできるスペースも設けた。 
 都内では、同様の認定を受けた世田谷区や品川区の公園内保育所も同日、開所。今国会で関連法案が成立すれば、特区に限らず公園内保育所が解禁される。

本記事では,荒川区における保育所開所の取組を紹介.
「国家戦略特区制度を活用した都市公園保育所*1を,同「区で最も大きい都立公園」*2に整備した同区.同公園が「子どもの遊び場となる副次的な効果」*3の状況も要観察.

*1:荒川区HP(区に関する情報報道・広報報道発表)「全国初、特区制度を活用した都市公園内保育所が開所(4月1日、都立汐入公園内保育所開所式、にじの森保育園)

*2:荒川区HP(施設案内公園・遊園・トイレ)「都立汐入公園

*3:保井美樹「新しい「コモンズ」を支える組織のデザイン」岡崎昌之編,全労済協会監修『地域は消えない』(日本評論社,2014年)94頁

地域は消えない―コミュニティ再生の現場から

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