仙台・関根さん 石垣調査を支援
 仙台市は、昨年4月の熊本地震で崩れた熊本城の石垣の復旧支援のため文化財課の主事・関根章義さん(35)を今月から1年間派遣する。熊本市の要請を受けた文化庁の依頼によるもので、熊本城の石垣復旧で同市が他県から応援職員を受け入れるのは初めて。
 関根さんはこれまで仙台城跡内の発掘調査を担当。東日本大震災で石垣が崩れた際には、修復に伴う発掘調査も含めて、復旧作業にあたった。熊本城を巡っては、新年度に復旧に向けた基本計画が策定され、崩落した石垣の調査も進められる。関根さんはその支援にあたるという。
 先月24日に市役所で行われた辞令交付式で関根さんは、「震災で全国の自治体から応援をいただいた。熊本のシンボルのいち早い復旧の一助となり、少しでもお返しが出来るよう頑張りたい」と抱負を語った。

本記事では,仙台市における応援職員の取組を紹介.
2016年4月14日,16日に発生した「熊本地震」に「物的支援」「人的支援」*1を行ってきた同市.本記事によると「熊本城の石垣の復旧支援」のため同市文化財課の職員を「1年間派遣」したことを紹介.同城の「復旧は長丁場」*2となるなかでの,同市へ応援体制は,要確認.

*1:仙台市HP(市政情報広報・広聴広報市政だより市政だより2016年6月号)「市政だより」2016年6月号,6頁

*2:岡本全勝,藤沢烈, 青柳光昌『東日本大震災 復興が日本を変える』(ぎょうせい,2016年)70頁

東日本大震災 復興が日本を変える-行政・企業・NPOの未来のかたち

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