徳島県は5日、消費者庁の新拠点が7月に県庁10階に設置されるのに合わせ、自由に議論する場として同フロアに整備を進めてきた「とくしま消費者行政プラットホーム」を今月26日に開設すると発表した。
 プラットホームは10階東側の執務室を改装。壁をホワイトボードとして使える会議室をつくるほか、テレビ会議用モニターとU字カウンター、立ったままでの打ち合わせに用いる机などを置く。消費者や自治体、事業者などが消費者行政に関する議論の場にしてもらう。
 県消費者くらし安全局の職員が使う15人分の執務スペースも設ける。個人専用の机をなくし、職員が自由に席を選べる「フリーアドレス制」を導入する。
 床は藍色のじゅうたんを敷き、打ち合わせスペースのソファは県の木・ヤマモモの実をイメージした赤色を採用し、徳島らしい演出を目指した。
 また、プラットホームの開設に合わせ、健康食品などについての問い合わせに対応する「栄養表示相談窓口」をプラットホームと各保健所に設ける。

本記事では,徳島県における政府関係機関移転の取組を紹介.
同県への「消費者庁等」の「移転に向け」た,同県庁10階への「消費者行政新未来創造オフィス」*1の開設に先立ち,同階に設置される「庁県内外の自治体,企業,学術機関等が集い活動する場」が期待される「とくしま消費者行政プラットホー ム」*2.本記事によると,2017年6月28日に開設する方針の模様.
県,国の各組織が一所に「同居」*3することによる各機関間での連携状況は,要観察.

*1:徳島県HP(組織危機管理部消費者くらし安全局新未来消費生活課「消費者行政新未来創造統括本部幹事会」第1回会議(平成29年4月4日開催)の概要について)「「新次元の消費者行政・消費者教育」 の展開に向けたロードマップ」(平成29年3月,徳島県消費者庁移転推進統括本部)7頁

*2:前傾注1・徳島県(「新次元の消費者行政・消費者教育」 の展開に向けたロードマップ)8頁

*3:石川正興編著『子どもを犯罪から守るための多機関連携の現状と課題』(成文堂,2013年),203頁