徳島県は26日、消費者庁が7月に県庁10階に新拠点「消費者行政新未来創造オフィス」を設けるのに合わせて整備してきた事務スペース「とくしま消費者行政プラットホーム」を同じ10階に開設した。消費者庁や県の担当者らが自由に出入りし、消費者施策を議論する場として活用される。
 オープニングセレモニーでは飯泉嘉門知事や消費者庁の日下部英紀参事官らがテープカットして開設を祝った。あいさつで知事は「プラットホームを拠点に消費者庁の取り組みを挙県一致で応援していく」、日下部参事官は「消費者の豊かな暮らしのために徳島を実証フィールドとし取り組んでいきたい」と語った。
 セレモニーの後、県東京本部に集まった消費者庁職員と、プラットホームの県職員がテレビ会議を行い、子どもの事故防止をテーマに意見を交わした。
 プラットホームは、県庁10階東側の執務室を改装し、テレビ会議用のモニターや、立ったまま会議ができるよう高さが調節できるテーブル、Wi−Fiなどを整備した。県消費者くらし安全局も同日、同じ10階に11階から移転して業務をスタートさせた。

本記事では,徳島県における政府関係機関移転の取組を紹介.
2017年6月7日付の本備忘録で記録した同取組.同オフィスとともに「整備」された同プラットホー ムが,同年同月「26日」に「オープニングセレモニー」*1が開催されたことを,本記事では紹介.一所の執務空間による「組織間調整」*2の状況は,要観察.

*1:徳島県HP(ようこそ知事室へ知事の主な動き)「週間スケジュール

*2:秋吉貴雄『入門公共政策学 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書)』(中央公論新社,2017年)144頁