◇生駒山など一望 1日 改装オープン
県庁本庁舎(6階建て)の最上階に9月1日に改装オープンする、レストランの内覧会と試食会が29日、行われた。営業再開は2014年3月以来、3年半ぶりとなる。
奈良公園に面し、地上約20メートルからの抜群の眺望を生かそうと、県が刷新した。県産木材をふんだんに使い、以前より南側を拡張した約550平方メートルに、テーブル128席、カウンター72席を配した。北、西、南の3面がガラス張りになっており、生駒山や興福寺の五重塔も一望できる。
食事は、病院や企業の食堂などを手がける関西電力グループの「エル・スエヒロフードサービス」(大阪市中央区)が提供。プリペイドカードを購入すれば、最大20円の割引があり、定食(割引後500円〜)、麺類(同280円〜)などのほか、持ち帰り可能な弁当(同480円)を用意する。県産米のほか、県産食材を積極的に使う方針。
試食会でヤマトポークのトンテキを食べた荒井知事は「観光客の方にも、おいしい料理と素晴らしい眺望を楽しんでもらえたら」と満足そうに話していた。
営業は平日午前11時〜午後2時半。営業時間外でも、南側部分の一部は休憩スペースとして開放され、県庁の開庁時間には、来庁者が自由に使うことができる。
本記事では、奈良県における庁舎食堂の取組を紹介。
2010年7月17日付の本備忘録では同県庁舎の屋上、2012年12月7日付及び2015年2月27日付の両本備忘録では庁舎内の各取組を記録。本記事では、同県庁舎「6階」の「食堂」が2017年「9月1日」より「リニューアルオープン」*1となることを紹介。「営業時間」は「11:00〜14:30」、「テーブル席」が「128席」、「カウンター席」が「72席」*2を配置。「食事提供時間以外」は「県職員用の打合せ場所として使用」が「予定」*3されている。「交流しあう場」*4としての利用状況も、要観察。
*1:奈良県HP(報道発表資料:奈良県庁食堂リニューアルオープンについて)「奈良県庁食堂が9/1にリニューアルオープン!」2頁
*2:前掲注2・奈良県(奈良県庁食堂が9/1にリニューアルオープン!)
*3:前掲注2・奈良県(奈良県庁食堂が9/1にリニューアルオープン!)
*4:松井望「公共施設の複合化とその管理」公益財団法人日本都市センター『超高齢・人口減少時代に立ち向かう』(公益財団法人日本都市センター,2017年)153頁 超高齢・人口減少時代に立ち向かう-新たな公共私の連携と原動力としての自治体-(地域経済財政システム研究会WG報告書)