東日本大震災で被災し、高台に再建された宮城県南三陸町役場新庁舎が3日、開庁した。町は震災の教訓を生かし、庁舎を標高61メートルに移して災害に強いまちづくりを進める。
 現地であった開庁式には関係者約120人が出席。地元の大森創作太鼓のチームが力強い演奏を披露し、テープカットを行った。
 新庁舎は鉄骨、鉄筋、木造を組み合わせた3階建てで、延べ床面積3772平方メートル。総工費21億5000万円は復興交付金などで賄う。
 町産杉を多用し、環境配慮型の森林経営や製造物を認定する国際機関「森林管理協議会(FSC)」の全体プロジェクト認証を取得した。
 海抜1メートルにあった旧庁舎は震災の津波で流失。隣接する防災対策庁舎で33人の職員を含む43人が犠牲になった。

本記事では、南三陸町における新庁舎の開庁を紹介。
「防災対策の拠点としての町役場」として「標高60メートル以上」の「高台」を「敷地」*1に建設された同町の新庁舎。2017年9月4日から新庁舎で「業務を開始」*2。「開かれた町役場、住民に親しまれる町役場、気軽な町役場」、「防災対策の拠点としての町役場」「人と地球環境に優しい町役場」「効率的な行政運営を目指す町役場」「震災復興に寄与する町役場」の「5つの柱(基本方針)」*3が企図されている。来庁者に「開く」*4うえでの取組内容は,要観察.

*1:南三陸町HP(南三陸町について広報南さんりく)「広報南さんりく 平成29年9月号 (第139号)」14頁

*2:南三陸町HP(南三陸町について広報南さんりく)「広報南さんりく 平成29年9月号 (第139号)」13頁

*3:前掲注1・南三陸町(広報南さんりく 平成29年9月号 (第139号))14頁

*4:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント