稲城、多摩両市の丘陵地にまたがる米軍施設「多摩サービス補助施設」の稲城市側の一部が、米軍から国に返還された。
 返還されたのは、計百九十五ヘクタールある施設のうち、同市大丸の同市民病院に隣接する約〇・九ヘクタール。この区域は、市が米軍との同意のもとに大丸自然公園と駐車場を整備し、二〇〇六年から市民に開放していた。市は国と協議し、森林の中を散策できる公園としての活用を続ける。
 八月末に防衛省から市に連絡があった。同施設は米軍人と家族のレクリエーションのため、丘陵地にキャンプ場やゴルフ場、野外スポーツ施設を備える。旧陸軍多摩火工製造所の跡地を米軍が接収した。
 同施設の敷地の一部返還は、施設北側の道路が拡幅された二〇〇〇年以来。市企画政策課は「これまで通り、返還や施設の共同利用などを求めていきたい」としている。 (栗原淳)

本記事では、稲城市における米軍施設返還について紹介。
「多摩サービス補助施設」のうち「約0.9ha」*1が「返還された」*2同市。返還された区域の利用状況は、要確認。

*1:稲城市HP(注目情報多摩サービス補助施設の一部返還について(平成29年8月31日))「FAC3019多摩サービス補助施設の一部土地の返還について

*2:NHK取材班『基地はなぜ沖縄に集中しているのか』(NHK出版、2011年)、75頁

基地はなぜ沖縄に集中しているのか

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