海外からの観光客も多く訪れる東京都庁に9日、英語や中国語など多言語で会話するサービスロボットがお目見えした。2020年東京五輪パラリンピックに向け外国人観光客のさらなる増加が見込まれる中、都が都庁舎を実証実験の場として提供した。
 この日は実証実験で使われる5機のロボットが登場。小池百合子知事が英語で「東京に世界自然遺産はありますか」と尋ねると、ロボットは「はい、小笠原諸島です」と答えていた。 
 実証実験は13日から来年2月末まで都庁の第一本庁舎2階や南側展望室で実施。都庁舎の案内や東京の観光情報提供などに活用してもらう。小池氏は「多くの人と会話すればするほど(情報が)蓄積されるので、皆さんでロボットを鍛えてもらいたい」と述べた。

本記事では、東京都における「庁舎サービスロボット実証実験」*1の取組を紹介。
同都では「多言語対応のサービスロボット」を「都庁舎の案内や東京の観光案内など利用者」に「案内する場面での活用を想定し」、その「可能性や有効性などを検証」する取組を、「第一本庁舎2階」と「第一本庁舎南側展望室」において、2017年「11月13日」*2から開始。2018年「2月下旬」までに5社のロボットの実証実験が「実施」*3される。「自動制御」*4による実験結果は、要観察。

*1:東京都HP(都政情報都政組織情報東京都の組織・各局のページ総務局情報通信企画部)「都庁舎サービスロボット実証実験

*2:前掲注1・東京都(都庁舎サービスロボット実証実験)

*3:前掲注1・東京都(都庁舎サービスロボット実証実験)

*4:森田朗『新版 現代の行政』(第一法規,2017年)88頁

新版 現代の行政

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