市川市は、市長選が再選挙となったことを受け、笠原智危機管理監(63)を新たに副市長に選任し、副市長を2人体制とする議案を12日に開会する12月定例議会に提案する。議会の同意を得た後、大久保博市長の任期が満了する24日までに就任する見通し。
 市長選を巡っては、選挙の無効を求める異議申し出があったため再選挙の日程が決まらず、市長の不在期間が長引く可能性がある。同市では条例で副市長を2人置くことができるが、2014年4月以降は佐藤尚美副市長の1人体制だった。大久保市長の任期満了後、再選挙で新市長が選ばれるまでの間、佐藤副市長が職務代理者を務める予定で、市政を円滑に運営するため、副市長を2人に戻す。
 笠原氏は企画部長、総務部長などを歴任。15年3月に定年退職後、同年4月から3年の任期付きで危機管理監に採用された。

本記事では、市川市における副市長職について紹介。
2017年11月27日付の本備忘録にて、同年同月26日に投開票された市長選挙の結果を記録した同市。本記事によると「市長の不在期間が長引く可能性」を踏まえて、市川市副市長定数条例では、「複数の副首長」*1が設置できるように、「定数は、2人以内とする」*2との規定。同市では同条例に基づき、本記事によると「2人体制とする議案」を同市議会に提出される方針を紹介。議会同意後の業務内容は、要確認。

*1:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『第3版 ホーンブック地方自治』(北樹出版、2014年)71頁

ホーンブック 地方自治[第3版]

ホーンブック 地方自治[第3版]

*2:市川市HP(市川市例規集)「市川市副市長定数条例」