戦略的な人口減対策を立案推進する「兼業・副業」限定の民間人材を公募していた広島県福山市は2日、外資系メディア関連会社の30代女性ら5人の採用が決まったと発表した。当初の募集人数は1人だったが、首都圏などから395人もの応募があり「地域課題と合致する思いを持った方が多かった」(枝広直幹市長)ことから採用枠を広げた。
 他の採用者は製薬会社の30代女性、映像関連会社と外資系製薬会社の40代男性、投資ファンドの50代男性。「自己実現したいという個人的な思いのほか、自分の培ったもので地域に貢献したいという意識も強く感じた」(枝広市長)という。3月から週1日程度、福山市役所などで勤務する。
 取り組む課題は若者の地元定着や女性の活躍促進、子育て支援の充実など。枝広市長は「民間で培った専門知識やネットワークを生かし、新たな発想で攻めの事業を展開してほしい」と話した。

本記事では、福山市における職員公募の取組結果を紹介。
2017年12月14日付の本備忘録で記録した、同市の同取組。2017年「11月15日」から12月「12日までの期間で募集」が行われ、その結果「395名の方から応募」があり、同年12月「23日と24日」に「東京で1次面接」、2018年1月「20日と21日に福山で最終面接」*1を実施。本記事によると、当初の1名の採用予定者に対して「5人の採用」と増員された模様。「開放型任用制への移行」*2の一つとも整理ができそうな同取組。勤務状況は、要確認。

*1:福山市HP(ようこそ市長室へ 市長記者会見 2017年度分(平成29年度分))「12月定例市長記者会見

*2:伊藤正次、出雲明子、手塚洋輔『はじめての行政学』(有斐閣、2016年)127頁

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)