18歳未満の子どもがいる家庭の室内や自動車内でたばこを吸わないよう求める、東京都の「子どもを受動喫煙から守る条例」が1日、施行された。罰則はない。家庭などの私的空間の喫煙を規制する全国初の条例として昨年10月成立した。
 条例は「子どもは自らの意思で受動喫煙を避けることが困難で、保護の必要性が高い」として、たばこの煙から守ることが都民の責務と記載。喫煙者は学校周辺の路上や公園で、子どもが煙にさらされないよう努めなければならないとした。
 保護者には受動喫煙の防止措置がされていない飲食店などに子どもを立ち入らせないよう求めた。東京を訪れた都外の人も対象になる。

本記事では、東京都における受動喫煙対策について紹介。
2018年10月10日付の本備忘録で記録した同都が制定した同条例。2019年「4月1日から施行」*1となる。「実効性確保のための手段」*2となる、同条例に基づく同都の取組は、要観察。

*1:東京都HP(都政情報都政組織情報東京都の組織・各局のページ福祉保健局とうきょう健康ステーション喫煙「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」が公布されました。)「東京都広報」(平成29年10月13日)3頁

*2:板垣勝彦「自治立法権 機能と実践」幸田雅治編『地方自治論 変化と未来』(法律文化社、2018年)122頁

地方自治論: 変化と未来

地方自治論: 変化と未来