群馬県太田市の市役所1階ロビーで市民グループ「レッツ!ロビー」(石井陽子会長)が月2、3回無料で開いているロビー演奏会が20周年を迎え、6日、記念コンサートがあった。同市出身で伊ミラノ在住のソプラノ歌手、小林章(ふみ)子さんらの洗練されたステージが、約250人の来場者を魅了した。
 小林さんは、国立音楽大元教授のフルート奏者立川和男さん、ピアニスト高島理佐さんの演奏で、「おお、春よ」などを披露。他に「夏の思い出」などを聴衆と共に歌い、アンコールには「宵待草」で応えた。
 小林さんの同級生仲間と訪れた牛久千恵子さんは「気軽にふらっと立ち寄り生の演奏を聴けるのは素敵」。ピアノ教師の女性(46)は「フルートの難曲を涼しい顔でサラリと吹いていたのはさすが。ピアノもよかった」とたたえた。
 20年前の6月5日が初演奏で、この日が583回目。石井会長は「クラシックを中心にやってきたのが良かったと思う」と話す。(長田寿夫)

本記事では、太田市における庁舎空間活用の取組を紹介。
同市が、「本庁舎」「1階」の「市民ロビー」で「市民の音楽発表の場として」「正午から1時まで」行っている「平日ロビーコンサート」*1の取組。2008年「6月5日」に開催された「新庁舎オープンングコンサート」*2が第1回となり、本記事によると「583回」となる、2018年「6月6日」には「20周年記念チャリティーコンサート」*3が開催。庁舎空間を住民に「開く」*4同取組。今後の開催状況は要観察。

*1:太田市HP(イベント情報)「ロビーコンサート

*2:太田市HP(組織・電話番号総務部-管財課ロビーコンサート)「ロビーコンサート開催日程」2頁

*3:太田市HP(組織・電話番号総務部-管財課)「ロビーコンサート」2頁

*4:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント

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