豊島区の人口が七月五日に四十年ぶりに二十九万人を突破したことから、この日に出生届が出された赤ちゃんを七日、同区の高野之夫区長が訪問し、記念品を贈った。
七月五日は四人の出生届が出され、区はこの四人を「二十九万人目の区民」と認定。そのうちの一人で同区長崎在住の武藤智和さん、菜摘さん夫妻の長男・應侑(おうすけ)ちゃんを、高野区長が訪ね「四十年ぶりの二十九万人目ということで、大変喜ばしいです。子育てしやすい街づくりに取り組んでいきます」と祝福した。他の三人には職員が訪問し、記念品を届ける。
同区は一九七八年まで人口が二十九万人を超えていたが、バブル期の地価の高騰などで減少し、一九九七年には二十四万六千五百五人まで減少。四年前に民間シンクタンクに二十三区で唯一「消滅可能性都市」と指摘され、子育て環境の改善に取り組んできた。現在、二年連続で待機児童ゼロを達成、六歳以下の就学前人口は四年前の一・一倍に増えたという。 (宮崎美紀子)
本記事では、豊島区における住民動態を紹介。
同区では、2018年「7月5日」に同区の「住民基本台帳人口」が、1978年「以来40年ぶり」「29万人を超え」、「290,024人」*1となっている。増加分の構成では、2014年から2018年の間、「0〜14歳の年少人口が最も増加し」「1.08倍」、「15〜64歳の生産年齢人口」は「65歳以上の老年人口以上」の「増加」となり「1.06倍」*2。「消滅可能性都市」*3とも整理をされている同区。今後の住民動態も要観察。