東京・豊島区、庁舎でマンガ・アニメ展 文化都市醸成(日本経済新聞2019年5月8日)

 東京都豊島区は9日から、区役所本庁舎で「マンガ・アニメ区役所」と題したマンガ・アニメの展示を始める。第1弾は「ちはやふる」「宇宙兄弟」など芸術や科学を扱った人気マンガを特集する。池袋駅に近いことから、若年層や外国人らの来場を見込む。マンガ・アニメの発信を通じ、区の文化都市としてのイメージ醸成につなげる。

 11月24日までの約半年間、マンガ・アニメに関する企画展を連続して開く。第1弾の「これも学習マンガだ!」展は、芸術、科学のほか、生命、職業、戦争など11分野のマンガを選び、複製原画など25点を展示する。同時に日中韓のアニメ作家の作品も上映する。いずれも入場無料とする。

 豊島区は文化庁から2019年の「東アジア文化都市」の開催地に選ばれ、マンガ・アニメを柱の一つにして文化事業を進めている。今回の展示では、総合ディレクターに日本アニメーション協会の古川タク会長を招いた。

本記事では,豊島区における庁舎活用の取組を紹介.

同区では,2019年「5月から11月まで」の間,同「区役所本庁舎4F」にて「マンガ・アニメの展示企画」*1を実施.「第1弾」の企画としては,「新しい世界を発見できるマンガや学びにつながるマンガを選出・発表し」「作品を読者に届けるプロジェクト」として「文学」「生命と世界」「芸術」「社会」「職業」「歴史」「戦争」「生活」「科学・学習」「スポーツ」「多様性」の「11」の「ジャンル」*2を展示.「対外的な情報発信」*3にも繋がる同取組.同取組による来庁者の状況は,要観察.

*1:豊島区HP(東アジア文化都市2019豊島イベント)「「これも学習マンガだ!」展~マンガで学ぶ11の世界~

*2:前掲注1・豊島区(「これも学習マンガだ!」展~マンガで学ぶ11の世界~)

*3:大杉覚「都市自治体の文化芸術と公民連携」公益財団法人日本都市センター編『都市自治体の文化芸術ガバナンスと 公民連携』(公益財団法人日本都市センター,2018年)20頁

都市自治体の文化芸術ガバナンスと公民連携

都市自治体の文化芸術ガバナンスと公民連携

  • 作者: 大杉覚,大谷基道,金井利之,工藤裕子,南島和久,西村弥,松本茂章,田中文子,遠藤文彦,長嶋由紀子,三好久美子,公益財団法人日本都市センター
  • 出版社/メーカー: 公益財団法人日本都市センター
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