スニーカービズ バッジでPR 栃木市が全職員対象に来月から(東京新聞2019年5月15日)

 栃木市は、全職員千三百三十五人がスニーカーを着用して勤務する「ちょこっとウオーク~スニーカービズ」を六月に始める。幹部職員が先行して取り組んだ結果、健康に好影響があったことから、通年で実施する。対外的な会合や市議会の議場などを除き、常時スニーカーを履いて業務をする。

 今年一月から約二カ月間、大川秀子市長ら幹部職員五十二人が歩くボス作戦と題して取り組んだ。その結果、平均歩数は五千五百三十九歩から六千百一歩に増え、平均体重は〇・五キログラム減少。最高血圧は一三四・八から一三二・一に下がった。特に最高血圧が一四〇以上だった十五人のうち六人は一四〇を下回るなど一定の効果があった。

 参加幹部へのアンケートでは「食欲が増した」「ウエストが細くなった」などおおむね好評で、大川市長も「積極的に階段を利用するようになり、体が軽くなった」と健康効果を実感したという。

 市は毎週水曜を「スニーカーデー」とし、十一月を強化月間と位置付ける。希望する職員はスニーカービズ缶バッジを身に着けて行動し、積極的に運動をPRしていく方針で、市内の事業所などに拡大することを期待している。 (梅村武史)

本記事では,栃木市における健康増進の取組を紹介.

同市では「働き世代」の「健康づくり対策の一環」として,同市の「幹部職員」ある「市長・副市長・教育長並びに部長級職員等」が,2019年「1月15日(火)」から同年「3月15日」までの間,「職場」で「スニーカー等の歩きやすい靴を履き」「仕事の合間や休憩時間などを利用して手軽に歩く本事業を実施」*1.対象者は,「市長」「副市長」「教育長」「部長級職員(23名)」と「自主参加の課長級職員」「29 名」の「合計52名」*2.同事業の結果,平均歩数は「562.4歩」増,体重は「0.5kg」*3減となっている.今後は,「全職員」で同年「6月から通年でスニーカービズを開始」*4する予定.

スニーカに履き替えることによる健康増進に向けた「自分自身の判断で選択するようにしむける」*5行動への変容状況は,要観察。