漫画・アフロ田中が「職員募集」 加須市の漫画使ったポスターに反響、チャレンジ精神持った職員募る(埼玉新聞2019年7月14日) 

 埼玉県の加須市が、同市出身の漫画家で市観光大使のりつけ雅春さんの漫画を使った斬新な「職員募集」のポスターを作った。庁舎内などに貼ったところ、これまでにない注目度だという。市職員の募集受付期間は、16日から26日まで。

 職員課長の石井幸子さんは「インパクト重視で漫画のキャラクターを採用した。職員採用で他市と人材確保競争に負けないために、シティプロモーション課に協力してもらった。志願者に訴えかけるポスターになったと思う」と話す。

 採用された漫画は、週刊ビッグコミックスピリッツで連載中のアフロ田中シリーズの一こま。さすらいアフロ田中の単行本第6巻(2012年刊)に出てくる。「ええ!? 新人が入ってくる!?」と叫ぶシーンが目をひく。

 石井さんは「ポスターを持って大学を訪問すると、これまで以上の反響」とも。市では、前例や慣習にとらわれることなく、広い視野と豊かな想像力を持って困難な課題に積極的に取り組むチャレンジ精神を持った職員を募っている。

本記事では,加須市における職員採用の取組を紹介.

同市では,2019年度「職員採用試験」を2019年「7月16日(火曜日)」から「7月26日(金曜日)まで」の期間で「申込」*1を実施.同試験に際して,本記事では「同市出身の漫画家」による「漫画」の「一こま」を「使った」「職員募集」の「ポスター」を作成したことを紹介.「広報活動」*2による「募集戦略」*3の同市取組.応募状況は,要観察.

 

*1:加須市HP(組織から探す職員課お知らせ)「令和元年度職員採用試験

*2:大谷基道「ポスト分権改革時代における自治体の職員採用」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),137頁

現代日本の公務員人事――政治・行政改革は人事システムをどう変えたか

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*3:前掲注2・大谷基道2019年:136頁