相模原市に愛着を 「シビックプライド条例」制定へ(神奈川新聞2019年8月21日)

  相模原市本村賢太郎市長は20日、市への誇りや愛着の醸成を目的とした「シビックプライド条例」の制定に向けた検討組織を立ち上げることを表明した。早ければ2020年12月の市議会に条例案を提出する意向で、シンポジウム開催などの事業費1114万円を19年度9月補正予算案に盛り込んだ。
 本村市長は同日の会見で「市の良さを多くの人に知ってもらい、市民にも市を好きになってもらいたい。そうした理念を掲げた条例になると思う」と説明。具体的な内容は今後検討するが、誇りや愛着を強制するものではないという。
 今年11月に公募市民や有識者らでつくる検討組織を設置。20年3月にはシンポジウムを開催するほか、市のホームページに相模原のファンサイトを設ける。
 市によると、地域への愛着の醸成を目指す条例は、愛知県豊田市に「WE LOVE とよた条例」があるが、県内自治体では制定されれば初となるという。

本記事では,相模原市における条例制定の方針を紹介.

2019年6月28日に開催された同市「定例記者会見」にて「シビックプライドに関する条例の制定を考えて」*1いることが示された同市.本記事によると,「早ければ2020年12月の市議会に条例案を提出する」予定の模様.「「目に見えないもの」を,「目に見えるようする」」*2同条例化.条例案の審議過程は,要経過観察.

*1:相模原市HP(市長のページ : 市長記者会見 : 記者会見資料 平成31年度 (令和元年度))「令和元年度 6月定例記者会見 会見録」7頁

*2:諸富徹『人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ』(中央公論新社,2018年)192頁