東京都、将来像策定へ論点公表 五輪遺産の発展や地方連携が柱(共同通信2019年8月23日) 

 東京都は22日、2040年代を念頭とする将来の東京をイメージした長期計画の策定に向けた論点を公表した。20年東京五輪パラリンピックのレガシー(遺産)を発展させることや、地方との連携強化などが柱。今後、都民や都議会、有識者の意見を聴き、年内にも具体案をまとめる。

 都の公表内容によると、20年五輪・パラ大会後は誰もがスポーツを楽しめ、各競技施設で世界規模の大会が毎年開催されてトップアスリートが集まる街を将来像としてイメージした。

 また、五輪やラグビーワールドカップを通じて培った地方との連携を深める必要性を強調した。

本記事では,東京都における長期計画策定の取組を紹介.

及びにて記録した同都の長期計画策定の取組.「これまでの政策の成果や課題を洗い出し」「議論すべき内容を取りま とめ」,「長期戦略の議論の出発点となる問題提起」*1となる論点を提示.「長期戦略ビジョン (仮称)」は「年末を目途に策定」し,同「ビジョンを基に」2020年に「開催される東京2020大会を通じて生み出されるハード・ ソフト両面のレガシーなどを反映し」つつ「政策目標 や具体的な政策を更に高めた上で」「長期戦略を取りまとめ」*2る,2段階での計画策定の予定が示されている.

 「かなり詳細な計画を策定してきた歴史をもっている」*3同都.まずは同ビジョンの検討内容は,要観察.

*1:東京都HP(都政情報 :都政 : 組織情報 : 東京都の組織・各局のページ政策企画局都の基本計画長期戦略の策定に向けた取組)「「未来の東京」への論点~今、なすべき未来への投資とは~ 」(令和元 (2019) 年8月,東京都))76頁

*2:前掲注1・東京都(「未来の東京」への論点~今、なすべき未来への投資とは~ ))76頁

*3:青山佾『都市のガバナンス』(三省堂,2012年)89頁

都市のガバナンス

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