都の政策進捗を常時公開 知事「見える化で都政向上」 (日本経済新聞2019年8月23日)
東京都は23日、2020年までの政策目標の進捗をインターネットで常時公開を始めた。全644項目を対象にし、待機児童など44項目は図表を動かして詳細を分析可能だ。小池百合子知事は同日「見える化することで都民の反応をもらい、都政を向上させたい」と話した。
モデルのあり方検討会(座長・坂村健東洋大学情報連携学部長)で披露した。民間の創意工夫を引き出すため、都が率先してビッグデータ活用の新サービスを展開する取り組みだ。小池氏は「かなり精緻にできている。使い勝手も向上させる」と述べた上で、「都政の都民ファーストの精神につなげたい」とした。
専用サイト「東京版ダッシュボード」はスマートフォンやパソコンなどから誰でも無料で閲覧できる。アクセス数などから、どの政策に関心が高いかを把握して都職員の意識を変え、一層のデータ公開・活用につなげる。
本記事では,東京都における公報の取組を紹介.
同都では,「保有するデータ等を活用し」「都政の透明性や住民サービスの向上」と「地域課題の解決等に向け」た「取組」の「一環として」,「2020年に向けた実行プラン」の「事業実施状況レビュー結果」を「ICTを活用して情報を効果的に提供するダッシュボード」を「試行」に「作成」し,「公表」*1を開始.実際の「ダッシュボード版」では,3つのシティ毎に「達成」,「達成見込み」,「推進中」,「推進中(2021年以降)」*2の4区分で表示.
「多元的なマネジメントの実態」*3状況を明示する同取組.今後の進捗状況も要観察.
*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 :これまでの報道発表 :報道発表/平成31年 令和元年(2019年) :8月)「ICTを活用した新たな行政情報提供の試行について「2020年に向けた実行プラン」事業実施状況レビュー結果(ダッシュボード版)の公表 」(2019年08月22日 戦略政策情報推進本部)
*2:東京都HP(都政情報 :都政 : 組織情報 : 東京都の組織・各局のページ:政策企画局:都の基本計画:2020年に向けた実行プラン:実施状況レビュー(Check) )「「2020年に向けた実行プラン」事業実施状況レビュー結果(ダッシュボード版)」
*3:曽我謙悟『日本の地方政府 1700自治体の実態と課題』(中央公論新社,2019年)75頁