赤穂市「就職氷河期世代」採用へ 事務職で1人程度(神戸新聞2019年11月16日) 

兵庫県赤穂市バブル経済崩壊などの影響を受けた「就職氷河期世代」を対象に正規職員の事務職(1人程度)を採用する。来年4月1日時点で36~45歳の人が対象。12月2日まで受け付け、同22、23日に市役所で1次試験をする。

 また、来年4月1日時点で35歳までの人を対象に事務職(2人程度)を、40歳までの人を対象に土木職(若干名)と造園職(1人程度)を募る。7~9月に試験をした職種の追加募集で対象年齢をそれぞれ5歳引き上げた。作業員(1人程度)も3年ぶりに募る。

 赤穂市では37~41歳の職員が少ない。牟礼正稔市長は「年齢構成に偏りがある。正規職に就けなかった就職氷河期世代を即戦力として迎えたい」と話した。

 赤穂市のホームページに受験申込書を添付。市人事課TEL0791・43・6863(坂本 勝)

本記事では,赤穂市における職員採用の取組を紹介.

 同市では,「日本国籍を有する」,1974年「4月2日から」1984年「4月1日までの間に生まれた人」で「学校教育法による高等学校以上を卒業した人」を対象に「事務職B」として「1名」*1の採用を予定.「試験内容」は,第1次試験が「事務職A」と同様に「択一式」の「教養試験」「論文試験」,第2次試験が「個別面接」と「適性試験*2とされている.

自治体が求める人物像」*3による応募状況は,要観察. 

*1:赤穂市HP(市政情報 :人事・職員 :令和2年度採用赤穂市職員採用試験案内(第3回))「令和2年度採用赤穂市職員採用試験案内」1頁

*2:前掲注1・赤穂市令和2年度採用赤穂市職員採用試験案内)1頁

*3:大谷基道「ポスト分権改革時代における自治体の職員採用」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),152頁

現代日本の公務員人事――政治・行政改革は人事システムをどう変えたか

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