バンクシー酷似の絵、常時公開へ 東京都、25日から日の出ふ頭で(共同通信2019年11月21日) 

 東京都は21日、港区の防潮扉で昨年末に見つかった路上芸術家バンクシーの画風に似ているネズミの絵について、日の出ふ頭(同区)の船客待合所で25日から展示すると明らかにした。4月に都庁で公開した後も見学を求める声が寄せられたのを受けた措置。期間を設けずに当面の間続けるとしている。

 都によると、絵が実際にバンクシーの作品かどうかは不明のまま。確認のため本人へ送ったメッセージには反応がない状態が続いているという。

 絵は新交通システムゆりかもめ」の日の出駅前に設置された防潮扉で昨年12月に見つかった。傘を差し、かばんを手にしたネズミ1匹が描かれた構図。

本記事では,東京都における公共展示の取組を紹介.

同都では,「防潮扉の一部に描かれた」「バンクシーの作品であるかの真贋は現時点では不明」の「バンクシー作品らしきネズミの絵」に関して,「地元の方々から」「地域資源として本来の場所に戻すか」「あるいは近い場所で保管し」「多くの都民が見学できるようにして欲しい旨の要望」があったことを受けて,「絵の描かれた防潮扉が設置されていた場所に近い同ふ頭」で2019年「11月25日」から「展示」*1を開始.

「パブリックな場所にどのようなアートを置くのかという」「難しい問題」*2に対する同取組.展示状況は,要観察.

 

 

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 これまでの報道発表報道発表/平成31年 令和元年(2019年) 11月)「「バンクシー作品らしきネズミの絵」を展示」(2019年11月21日  港湾局, 生活文化局)

*2:大林剛郎『都市は文化でよみがえる』(集英社,2019年)161頁