東京都、善行にポイント 小池知事「SDGs切り口に」 (日本経済新聞2019年12月6日)   

  東京都は三菱総合研究所などと時差通勤などの善行にポイントを付与する実証実験に乗り出す。小池百合子知事が6日の記者会見でポイント事業「東京ユアコイン」を正式に発表した。社会貢献を促す独自のポイント制度を通じてキャッシュレス化を推進する。

   小池氏はこれまでのキャッシュレス推進策が消費活動の促進だったことに触れ「SDGs(持続可能な開発目標)の推進を切り口にキャッシュレスの推進を図る」と述べた。「新しい行動が生まれるか、チャレンジングだ」と期待を述べた。

  三菱総研と大手町、丸の内、有楽町の都心オフィス街で実証実験を展開するほか、東急エージェンシーとも自由が丘など都内東急沿線地域で試行する。

 実証実験を通じて1~2月に総額5千万円分のポイントを発行し、3月に効果検証を予定する。小池氏は「経済的なインセンティブSDGs活動への参加という意識や行動に変化をもたらすのか、決済のキャッシュレス化にどのような影響を及ぼすのか、効果を検証したい」と説明した。

 本記事では,東京都におけるキャッシュレスの推進の取組を紹介.

同都では,「キャッシュレスの推進」を目的に「経済的価値あるポイント」となる「東京ユアコイン」を「発行」する「モデル事業」*1を実施.

同事業では,「オフピーク通勤」「マイバッグでの購買」「自由が丘商店街でのクレジットカード購買等」の「生活型」と,「オフピーク通勤」「プラスチックごみ削減等」の「オフィス型」を2020年「1月~2月」に「実施」し,「SDGs活動へのポイント」を「付与」することによる,同活動への「参加に対する意識・行動の変化」「決済のキャッシュレス化に及ぼす影響」を「効果検証」を同年「3月」*2を行うことが予定とされている.

同事業による「行動変容」*3の状況は,効果検証の結果の公表後,要確認.