「氷河期世代」対象の採用試験、東京都が来年度に実施へ (朝日新聞2019年12月11日)   

  東京都は11日、就職氷河期世代とされる30代半ばから40代半ばの人を対象に正規職員の採用試験を実施する方針を明らかにした。今後、具体的な検討を進め、来年度の実施を目指す。
 11日にあった都議会で、遠藤雅彦総務局長が「来年度から実施する方向で検討を進めていく」と明らかにした。都によると、採用数やスケジュールの詳細は未定で、今年度中にも具体的な内容を示すという。
 就職氷河期世代の雇用をめぐっては、政府は正規雇用を今後3年間で30万人増やす目標を公表。安倍晋三首相は先月、国家公務員の中途採用について「具体的に取り組む」との考えを明らかにした。地方自治体では、兵庫県宝塚市が先月、40~45歳の4人が試験に合格したと発表。愛知県や和歌山県などでも採用試験を実施する動きが出ている。(長野佑介)

 本記事では,東京都における職員採用の方針を紹介.

2020年「1月下旬」に,2020年度の「職員採用試験(選考)」の「日程」と「主な変更点等」の「公表」*1が予定されている同都.本記事によると,「就職氷河期世代とされる30代半ばから40代半ばの人を対象に正規職員の採用試験を実施する方針」が示された模様.

「人数にみあう就職口」*2が欠けた同世代への同取組.公募開始後の応募状況は,要観察.

 

 

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 これまでの報道発表報道発表/平成31年 令和元年(2019年) 12月)「令和2年(2020年)度東京都職員採用試験(選考)の主な変更予定について」( 2019年12月06日  人事委員会事務局)

*2:小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』(講談社,2019年)57頁

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書)

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