求む!氷見副市長 求人サイトで全国公募(北日本新聞2020年2月5日)

 氷見市は副市長を全国公募する。新年度の就任へ向け、求人サイトを通じて人材を発掘し、3月市議会で同意を得たい考え。林正之市長が5日の定例会見で発表した。副市長の公募は全国では例があるが、北陸では初。
 市長は、市が新年度から地方創生の第2期総合戦略に着手することを踏まえ、「全国のモデルとなるまちづくりを進めるため、右腕となる人材を募集する」と強調。先行自治体では職員から応募があったことに触れ「市内部も含めて公募する」とした。
 対象は、民間企業や官公庁で正社員・正職員などとして10年程度以上の経験があり、日本国籍を持つ人。職種や業種、性別は問わない。条例によって給与は月額67万円、期末手当は年3・4カ月分となる。
 募集期間は13~29日。国内最大級の求人サイトを運営するエン・ジャパン(東京)を通じて受け付ける。6日から市のホームページで告知し、20日に東京で説明会を行う。
 氷見市ではこれまで活性化を担うエリアマネジャーやビジネスサポートセンター長を公募し、いずれも100人超の応募があった。市長は「今回も数百人の応募を期待している」とし、「必ず優秀な人材がおり、採用を見送る可能性はないと思う」と述べた。
 現副市長の小野裕一朗氏(33)は総務省出身で、内閣府の地方創生人材支援制度を活用して就任した。派遣期間は原則2年で、3月に退任し国に戻る見込み。

本記事では,氷見市における副市長候補者の公募の取組を紹介.

同市では,「地方創生の第2期総合戦略の実行に当たり」,同市長の「右腕とな」る「人材」として同職候補者を2020年「2月13日」から「募集」*1を開始.同職の「職務内容」としては,「地方創生施策等の企画・実行」「市政全般のマネジメント」「外部との連携を要するプロジェクトの企画・実行」*2を予定.「応募要件」は「職種や業種経験は問」わず「民間企業,官公庁等」で「正社員・正職員又はそれに準ずる経験が10年程度以上ある日本国籍を有する」*3者とされている.「任期 」は「市議会の同意後,任命の日から4年間」,「給与」は「年収見込み」で「1,011万円」*4

「「入口」を「開放」」*5した同取組.応募状況は,要確認.

*1:氷見市HP(組織から探す : 企画政策部 : 秘書広報課秘書担当 )「求む!副市長 一般公募

*2:前掲注1・氷見市求む!副市長 一般公募

*3:前掲注1・氷見市求む!副市長 一般公募

*4:前掲注1・氷見市求む!副市長 一般公募

*5:小野英一「自治体における閉鎖型任用システムと「開放性」」河合晃一・大谷基道『現代日本の公務員人事』(第一法規,2019年),124頁

現代日本の公務員人事――政治・行政改革は人事システムをどう変えたか

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