<東日本大震災9年>復興に向かう被災地 体感を 都が360度動画制作 ユーチューブで配信(東京新聞2020年3月12日)

 

 都は、復興に向かう東日本大震災の被災地のいまを体感してもらおうと、三六〇度の視野で見られる動画を制作し、十一日から投稿動画サイト「ユーチューブ」で配信を始めた。 (小倉貞俊)

 都の復興支援対策部が、被災地から「震災の記憶を風化させないためにも、現地に足を運んでほしい」との要望を受け、一月から動画の制作を進めていた。

 動画は岩手編、宮城編、福島編の三本で、いずれも二分五十秒程度。復興に向かいつつある漁港、商店街や新設された施設の様子、子供たちがスポーツをする姿などが三六〇度映像で映し出される。

 スマートフォンの場合、画面を触ると現場で見回すように視界が切り替わり、「実際に現地に訪れているように感じてもらえる」(都の担当者)。

 東京五輪パラリンピック期間中に開設予定の都メディアセンター(千代田区)、東京2020ライブサイト(代々木公園、井の頭公園)では、仮想現実(VR)専用のゴーグルで視聴できる。

 動画は、スマートフォンやパソコンなどから「総務局復興支援対策部チャンネル」で検索する。

本記事では,東京都における復興支援の取組を紹介.

同都では,YouTubeに「総務局復興支援対策部チャンネル」*1を設け,「海外に居住する外国人に対して」「東日本大震災からの復興に取り組む被災地の人々の姿」の「動画」を,「発信する」*2取組を実施.

「大きな災害に直面して以降」*3 の「いま」を伝えようとする同取組.再生状況は,要確認.

 

*1:東京都HP(都政情報 :都政 : 組織情報 : 東京都の組織・各局のページ総務局復興支援対策部)「総務局復興支援対策部チャンネル

*2:東京都HP(都政情報 :都政 : 組織情報 : 東京都の組織・各局のページ)「総務局復興支援対策部

*3:大森彌・大杉覚『これからの地方自治の教科書』(第一法規,2019年)42頁 

これからの地方自治の教科書

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