感染者の報告漏れ111人 東京都、保健所から(日本経済新聞2020年5月11日)

 東京都は11日夜、保健所から新型コロナウイルスの感染者111人分の申告漏れがあったと発表した。35人の情報は重複して報告されていた。累計感染者数は76人増えて4959人になる。

 小池百合子知事が同日、都の配信動画で「これまでのデータを含めて精査をする中で111人について都への報告をもらっておらず、35人は重複していたことが分かった」と明らかにした。

 小池氏は患者情報を集約する管理センターを立ち上げたことも説明。「今後、国や保健所とより緊密に連携しながら情報を取りまとめる」と再発防止に努める考えだ。

 都や保健所が感染者の療養状況などを調べる中で感染者数のズレに気付き、改めて情報を精査して判明したという。都は「患者数の急増により保健所で業務の負担が増え、都への報告に支障が生じた。都民に正確なデータを提供できるように努めたい」と説明している。

本記事では,東京都における感染拡大対策の取組を紹介.

同都では,「都内」の「各保健所から都に報告され」てきた「新型コロナウイルス感染症の症例」内に関して,「未報告の症例や」「同一患者」を「重複して報道発表を行って」おり,「追加,削除すべき症例」*1があったことを2020年5月11日に公表.具体的には「追加」が「 111名」,「削除」が「35名」となり,結果,「76名分の増加」*2となる. 

「政策選択の前提」*3ともなる同数値.今後の把握状況は,要確認.