神戸市とTikTokが協定 在宅楽しめる投稿を募集(神戸新聞2020年5月21日)

 神戸市は20日、短編動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社「バイトダンス」(東京都)と連携協定を結んだと発表した。事業の第1弾として同日、自宅で楽しめる動画の募集をスタート。今後は街の魅力発信にも活用していくという。

 同アプリは若者の人気が高く、市は以前から産業や文化、スポーツなどの分野や職員採用の広報における活用を模索していた。同社と協定を締結した自治体は横浜市、神奈川県に次いで3例目。

 第1弾では、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で在宅時間が増えた市民向けに、「癒やし」や「学び」をテーマとする動画を募集。ペットの愛らしい様子や料理のレシピ、子どもの遊びや運動のガイドなどを想定している。

 投稿には、ハッシュタグ「#こうべ癒し学び隊」を付け、6月19日までに応募する。最優秀賞(20人)や優秀賞(80人)には撮影用グッズなどが贈られる。

 「#こうべ癒し学び隊」のページでは、神戸ゆかりの有名クリエイター(動画投稿者)らの作品を公開。市民の応募作品も観賞できる。(初鹿野俊)

本記事では,神戸市における感染拡大対策の取組を紹介.

同市では,2020年5月20日に同社との間で「神戸の魅力発信・地域経済等活性化・ 新型コロナウイルス感染症対策等に係る事業連携協定」を「締結」*1.同協定では,「経済・産業、文化、スポーツなど幅広い分野」に関して,「若者を中心に」「神戸の魅力や情報の発信・啓発を推進する」ことを目的に,「地域経済・産業,文化,スポーツ,ライフスタイル等の魅力発信」,「市職員採用募集に向けた広報」,「主に青少年を対象としたTikTok安全利活用の推進」とともに,「新型コロナウイルス感染症対策に係る情報発信・市民参加型キャンペーン」*2を実施する予定.

 「公-民協定(縦型協定)」*3となる同協定.具体的な取組状況は,要観察.

*1:神戸市HP(市政情報 :市長室広報官会見 :広報官会見 2020年(令和2年)5月20日)「神戸市とTikTokが事業連携協定を締結」3頁

*2:前掲注1・神戸市(神戸市とTikTokが事業連携協定を締結)4頁

*3:大橋洋一行政法Ⅰ  現代行政過程論 第4版』(有斐閣,2019年)243頁.

行政法I 現代行政過程論 第4版

行政法I 現代行政過程論 第4版