<新型コロナ>子育てに不安 どう声掛け? 江戸川区児相が動画配信(東京新聞2020年6月9日)

 江戸川区児童相談所(中央三)は、コロナ禍で子育てに不安を感じている保護者に向け、子どもとのコミュニケーション法、自宅でできる簡単なリラックス法を紹介する動画「はあとポートだより」を制作した。動画投稿サイトユーチューブで、先月下旬から公開している。 (井上幸一)

 児童福祉法改正によって区も児相の開設が可能となり、施設は四月一日にオープンした。虐待に関する通告や相談は、開設から五月二十六日までの間に二百二十九件あった。
 通告では、「子どもがずっと泣いている」「母親の怒鳴り声が聞こえる」といった内容が多く、保護者からの相談では、「子どもと、どう関わればいいかわからない」といった悩みが多く聞かれたという。
 動画は、児相の子ども家庭部援助課の木野内由美子係長(児童心理司)が企画し、職員が母親役と子ども役を演じた。コミュニケーション編では、子どもがゲームに夢中で勉強をしない際の声掛けがテーマで、良い、悪いの二パターンを紹介。暴力的で分かりにくい接し方は避けるよう促している。
 
 リラックス編は、椅子に座りながらの呼吸法や簡単な体操を伝授。意識的に気持ちや体をリラックスさせることで、言葉や表情が和らぎ、良好な親子関係構築の手助けとなるとしている。
 木野内係長は、「日ごろから適切なコミュニケーションを意識することで穏やかな気持ちになれ、適切な関係の構築ができる。大人や子ども自身が自己肯定感を持ち、相手を思いやりながら過ごして」と、視聴(「はあとポートだより」で検索)を呼び掛けている。

本記事では,江戸川区における児童虐待予防の取組状況を紹介.

同区が設置した児童相談所では,「子育てに対して不安を感じている保護者」「向け」に「良好な親子関係を築いてもら」うことを目的として,「子どもとのコミュニケーションの工夫と自宅でできる簡単なリラックス方法を紹介する番組」を「制作」し,「動画投稿サイト」である「YouTube」の「区公式チャンネル」で,2020年5月「21日」から「公開」*1を開始.「動画」は「コミュニケーション編とリラックス編の2番組」から構成されてており,「職員が母親役と子ども役を演じ」*2ている.

「子どもの命に関わる重大事案」*3としての同予防取組.視聴状況は要確認.