都外へ帰省や旅行の自粛を要請 小池知事、首相と温度差浮き彫り(共同通信2020年8月6日)
東京都の小池百合子知事は6日、臨時の記者会見を開き、都内の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、感染拡大防止の観点からお盆の帰省や夏休みの旅行を控えるよう都民に要請した。「今年は特別な夏だ。離れて暮らす家族とは電話やオンラインで交流してほしい」と述べた。安倍晋三首相が一律の帰省自粛を求めない一方、東京をはじめ各自治体で自粛を求める動きが広がり、温度差が改めて浮き彫りになった。
小池氏は政府との対応の差に関し「『Go To トラベル』の対象から東京は外れており、感染者が増えている」として他の地域とは事情が違うと説明した。
本記事では,東京都における感染拡大対策の取組を紹介.
同都では,「今年の夏は,コロナに打ち勝つ,このことが最優先となる」「特別な夏」と位置づけ,「旅行,帰省,夜間の会食,遠くへの外出」を「お控えいただきますよう」*1,2020年8月6日に要請を実施.
「最終的な判断を個人の自己決定に任せる」*2同要請.同都民の動向は,要観察.
*1:東京都HP(都政情報 : 知事について: 知事の部屋 : 知事の記者会見 :知事記者会見/令和2年 : 小池知事「知事の部屋」 / 記者会見(令和2年8月))「小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年8月6日)」
*2:江藤祥平「匿名の権力 感染症と憲法」『法律時報』92巻9号,2020年8月号,76頁