有明アリーナなど一般利用開始へ 東京都整備の4施設(日本経済新聞2020年8月17日)
東京都は17日、東京五輪・パラリンピックに向けて新設した有明アリーナなど4施設について、一般の利用を受け付けると発表した。8月下旬から順次、イベントや各競技の練習などに利用してもらう。五輪開催が来夏に延期されたことを受け、大会準備に支障がない範囲で稼働率を高める。
五輪でバレーボール会場となる有明アリーナ(江東区)は9月から、インターネット配信用の無観客ライブの会場などに利用される。新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、都民向けスポーツ体験イベントも開催する予定だ。
このほか海の森水上競技場(江東区)と大井ホッケー競技場(品川区、大田区)は8月22日から、夢の島公園アーチェリー場(江東区)は9月1日から、競技団体の練習や大会などに使われる。
都は五輪に向け、4施設を含め恒久施設を新たに6カ所整備した。すでにカヌー・スラロームセンター(江戸川区)は7月27日から選手の練習会場として利用可能で、競泳向けの東京アクアティクスセンター(江東区)も五輪前に一般利用を始める考えだ。
本記事では,東京都における施設利用の取組を紹介.
同都では,「東京2020大会の延期を受けて」「大会及び大会準備に支障がない範囲で」「新規恒久施設等」を「利用」する「機会を設け」,「関係機関との協議や仮設物の安全対策等が整った施設から」「順次利用を開始」*1.「対象施設」としては「海の森水上競技場」,「夢の島公園アーチェリー場」,「大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場」*2,「有明アリーナ」*3.
大会前に各施設を「開く」*4同取組.利用状況は要観察.
*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 :これまでの報道発表 :報道発表/令和2年(2020年): 8月)「新規恒久施設等の東京2020大会前の利用に関するお知らせ(その2) 」(2020年08月17日 オリンピック・パラリンピック準備局)
*2:前掲注1・東京都(新規恒久施設等の東京2020大会前の利用に関するお知らせ(その2) )
*3:東京都HP(都政情報 : 報道発表 :これまでの報道発表 :報道発表/令和2年(2020年): 8月)「有明アリーナの東京2020大会前の利用に関するお知らせ」(2020年08月17日 オリンピック・パラリンピック準備局)
*4:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁