福岡市が押印全廃、国の申請書除く3800種 (日本経済新聞2020年9月28日)

  福岡市は28日、保育所の入所手続きや高齢者の乗車券申請など市に提出する行政手続きで押印の義務を全廃したと発表した。婚姻届など国が押印を義務付ける申請書については存続するが、市への申請で必要だった計約3800種類の手続きで押印を取りやめた。新型コロナウイルス禍のなか、市民の負担を減らし、将来の行政手続きのオンライン化につなげる。 

  福岡市は2019年から市の行政手続きの押印義務廃止を進めており、当初計画より半年早い9月末までに全廃を達成した。年15万件の申請がある高齢者乗車券や、年3万2000件ある保育所入所申請書類の届け出などで、記名すれば、はんこは不要になった。申請書も押印欄がない様式に切り替える。

 婚姻届や転籍届など、法令で押印が義務付けられている900種類ははんこが必要になる。

本記事では,福岡市における行政手続の取組を紹介.

同市では,2019年から「申請の際の市民の負担」の「軽減」化とともに,「行政手続きのオンライン化を推進し やすい環境を作」りを目的に,同市に「提出される申請書等の押印義務づけ」の「廃止」を進めてきたところ,2020年「9月末で」同市に「提出される申請書等の押印義務」がある「3,800 種類」の「すべて廃止」*1されたことを公表.残りは「国・県の法令で押印が義務付けられている書類等」が「900種類」*2となる.

「修得のための負担,心理的な負担,適正化の負担」*3軽減の同取組.行政負担の軽減状況は要確認.

*1:福岡市HP(福岡市ホーム : 市政全般 の中の: 広報・報道 報道発表 : 2020年度 記者発表 : 9月)「市役所での手続き ハンコレス完了」(令和2年9月28日 記者配布資料)

*2:前掲注1・福岡市(市役所での手続き ハンコレス完了

*3:Herd,Pamela and Donald P. Moyhihan(2018).Administrative Burden,Russell Sage Foundation.

Administrative Burden: Policymaking by Other Means

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