自宅に「出張」手当廃止、愛知県 1日200円(日本経済新聞2020年9月28日)

 愛知県は30日、新型コロナ感染拡大に伴い在宅勤務をする職員の一部を対象とした1日200円の旅行雑費を、10月1日から支給しないと発表した。大村秀章知事が23日の記者会見で見直す方針を表明していた。在宅勤務の通信費や光熱費の扱いは今後検討する。

 県は新型コロナ拡大前の今年1月、在宅勤務の試験的導入に向けて実施要綱をまとめた際、勤務地から自宅に出張する扱いとした。一方で「勤務地またはその隣接自治体以外へ出張した場合、雑費を支給する」との県の規定はそのままになっていた。その後、延べ約12万人が在宅勤務を利用。自宅に「出張」した職員に雑費を支給する結果になった。

本記事では,愛知県における旅行雑費の取組を紹介.

同県では.「職員の在宅勤務」の「服務の取扱い」として,「自宅への出張とし」「旅行雑費を支給」してきたところ,「2020年10月1日(木曜日)以降の在宅勤務」では「非常勤職員を含む全職員」に「旅行雑費は支給しない」ことと,「職員等の旅費支給規程」を「改正」*1

「私物や私的資源によって,公的な官僚制組織での業務遂行はしない」*2ことが原則とされるなかで在宅勤務の取組.執務状況は,要観察. 

*1:愛知県HP(組織でさがす : 総務事務管理課 )「 職員の在宅勤務における旅行雑費の見直しについて

*2:金井利之『行政学概説』(一般財団法人 放送大学教育振興会,2020年)75頁

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