公募の副市長に34歳女性内定、一般社団法人職員 安芸高田市、4115人が応募(中國新聞2021年3月2日) 

安芸高田市の石丸伸二市長は1日、全国から公募した2人目の副市長に、一般社団法人RCF(東京都)職員の四登(しのぼり)夏希氏(34)を内定したと発表した。開会中の市議会定例会に選任同意案を追加提案する方針で、同意されれば4月中旬以降に就任する見通し。

 四登氏は大阪府出身。国際教養大(秋田市国際教養学部を卒業後、2011年4月に総合商社の双日(東京都)に入社。出産を経て17年2月、官民連携事業の調整などを担うRCFの職員に転身し、起業支援や企業と連携した復興支援事業などを担当している。

 記者会見した石丸市長は四登氏を選んだ理由について「民間企業での勤務経験があり、官民の橋渡しにも携わっている。即戦力と評価した」と説明。四登氏は市を通じ「これまでの経験を生かし、国や県、企業との連携を促進してまちの課題解決に寄与したい」とのコメントを出した。

 公募は1月4~31日にインターネットサイトで受け付け、4115人から応募があった。40人が書類審査を通過し、2次選考で市職員7人がオンラインで面接。最終選考では石丸市長と米村公男副市長が13人をオンラインで面接した。(和泉恵太)

本記事では、安芸高田市における副市長職候補者の公募の取組を紹介。

付の本備忘録で記録した同市の同取組。「2人目の副市長」候補者の「内定者」が「決定」*1。同候補者は、これまでに勤務された組織にて、「海外大学からの新卒採用や海外拠点現地社員の幹部人材育成等グローバル人材戦略の推進」、「起業支援や地域事業者支援等の省庁プロジェクト、企業と連携した復興支援事業等」*2の経験ももつ。

今後「市議会定例会へ副市長選任同意議案を提案す予定」*3が示されている。「外部機関での経験者が就任」*4する同取組。今後の同市議会での審議状況は、要観察。

*1:安芸高田市HP(市政情報 :  組織 : 総務課 )「副市長公募 副市長内定者決定

*2:前掲注1・安芸高田市副市長公募 副市長内定者決定

*3:前掲注1・安芸高田市副市長公募 副市長内定者決定

*4:松井望「都市自治体の意思決定過程」公益財団法人日本都市センター編『人口減少時代の都市行政機構(第6次市役所事務機構研究会報告書)』(公益財団法人日本都市センター、2020年)55〜56頁